まいど、JAYです。
今回はいつもとは違い、コラム記事を書きます。
日本ではコロナウィルスの影響が一服して、少し安心しておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
コロナは見えないところで広がります。絶対に甘く見ないでください。
私は疫病の専門家でもなんでもありません。
しかし、欧州に住んでいて、このウィルスの持つ感染力をまじまじと体感しています。
コロナの影響で社会や、人々の感情が変化していくのをまじまじと見て、まるで戦争が始まったかのような感覚に日々駆られています。
日本ではレストランやバーで人との交流ができ、K-1等の人が密集するイベントも厳格には規制されていません。
ですので、今後は日本でもヨーロッパの様な状況が起こりえると思っています。
この記事を見られたあなたも、前もって自己防衛とリスク対策を取っておくことをおススメします。
欧州のコロナ感染者と死者
3月24日時点での、欧州各国の状況は以下の通りです。
【イタリア】 感染者6万3,927人、死者6,077人
【スペイン】感染者3万3,089人、死者2,182人
【ドイツ】感染者2万9,212人、死者126人
【フランス】感染者1万9,856人、死者860人
【スイス】感染者8,015人、死者66人
【英国】感染者6,650人、死者335人
【オランダ】感染者4,749人、死者213人
【オーストリア】感染者4,486人、死者25人
【ベルギー】感染者3,743人、死者88人
【ノルウェー】感染者2,371人、死者8人
特にイタリア・スペインは医療従事者、人工呼吸器などが足りておらず、医療崩壊しています。
下記のツイートでは、スペインの医療現場の悲惨な現状が紹介されています。
先ずは、感染しないように、人と接する機会をできる限り減らすべきです。
コロナウィルスに対するオランダ政府の対応
私の住むオランダでは、現状下記の通り政府からの対応を求められています。
●買い物と出勤は認められるが、混雑を避けることを求める。外出は可能だが、1.
5mの距離を保つことを求める。買い物は同伴者を連れてはならず、一人で行うもの
のみ認められる。
●自宅に家族以外の者を呼ぶ際は、最大3名までに制限。
●あらゆる場所において、人が集まることを、本3月23日夜から5月31日まで禁
止。
●各市長は、その権限をもって、海岸、公園等の人が集まることを禁止する場所を指
定することが可能。
●外出する際、近所や道路の往来においても、3名以上が固まって行動することを禁
じる。
●上記のルールに反した場合は、事業主に対しては最大4,000ユーロ、個人に対
しては最大400ユーロの罰金が科される。
●美容、セラピー等、身体の接触を伴うサービス・店舗は閉鎖する。
規制から考えられる別のリスク
買い物は1人でしか行ってはいけないので、できる限り私が買い物に行っていますが、妻が一人で買い物に行く時が心配です。
欧州は北米やオーストラリアなどに比べ、アジア人の比率が低く、歩いていても目立ちます。
オランダの街を歩いていても、見た目がアジア人だと、必ず中国人と思われるので社会の視線が気になってきました。
コロナの影響でビジネスに多大な影響を受けた人などが、逆恨みで攻撃してくる可能性も否めません。
今はその部分も海外に住んでいる大きなリスクなので、極力外を出歩かない、妻を一人にさせないなどかなり注意はしています。
オランダの食料品・日用品の状況
オランダでは、3月16日ごろからからレストランやバーなどの飲食店が営業禁止になりました。
禁止令が出てから初めての土曜日、近所のスーパーに食料品を買いに行った際の状況が上の写真です。
野菜、コメ、パスタ等が全て棚から消えました。
トイレットペーパーやハンドソープも軒並み売り切れでした。
いつもは空いている鶏肉屋さんも、20分待ちの行列で、やっと鶏肉を購入。
この時は、戦争でも始まったかのような気持ちになりました。
約2週間たった今では、トイレットペーパーや米・パスタなどの保存がきく食材は変わらず在庫が少ないです。
しかし、野菜や乳製品など、保存食以外の食料品は問題なく手に入ります。
日本でも同じことが起こりえる
2週間前、コロナの患者が増え始めた週の金曜日、オランダ政府は規制を出していませんでした。
近所の街角にあるバーでは、いつも通り人が溢れかえり、密室な環境で人が騒いでいた状態。
これを見て、オランダでコロナウィルス感染の拡大は時間の問題か・・と感じていたのを覚えています。
あれから2週間後の今・・・
オランダ国内の感染者は5,000人を超え、外務省から出される感染症危険情報レベルは3に引き上げ
オランダは日本から渡航禁止の国に指定されました。
日本も同じ一途を辿らないよう、この記事を見ていただいたあなたも、日本のコロナウィルスの抑制にできる限り協力的なアプローチを取っていただければ嬉しく思います。
くれぐれも体調にはお気を付けください。
それでは、良い一日を!
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